タクザイロ®について
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タクザイロ®とは?
HAE患者さんの多くは、生まれつき体内にある「C1インヒビター」というタンパク質の量が少ない、あるいは働きが弱いことから、血管内で「ブラジキニン」という物質が増えすぎてしまい、その結果、浮腫が起こります。
タクザイロ®の成分である「ラナデルマブ」は、ブラジキニンの産生に重要な役割を果たす「カリクレイン」という物質の働きを抑える薬物です。
カリクレインの働きを抑えることで、ブラジキニンの増加にブレーキがかかり、それによってHAE発作の発症を抑えることが可能となるのです。
タクザイロ®の働き
タクザイロ®の成分である「ラナデルマブ」は、C1インヒビターに代わって血管内でブラジキニンが増えすぎないようにブレーキをかけるように働きます。
ブラジキニンは、「高分子キニノーゲン」というタンパク質が切断されて産生されますが、この時、「カリクレイン」という物質がブラジキニンを切り出すはさみのような役割を果たします。
タクザイロ®は、このカリクレインの働きを抑えることで、結果的にブラジキニンの産生も抑えます。
つまり、タクザイロ®を定期的に注射することで、体内でブラジキニンが増えすぎるのを抑え、HAE発作の発症を抑制することにつながるのです。